風俗業界の求人雑誌や求人サイトを見ていると
『日給保証アリ！』『最低保証○○円』と、保証金を大きく掲げているお店をよく見かけます。その言葉の通り、日給を保証してくれるのかな？ということはある程度想像できますが、『そもそも、出勤をして給料をもらえないなんてことあるの？』『どれくらい保証してもらえるの？』など、分からない点も多いのではないでしょうか。

■日給保証・最低保証って何？

風俗でいう『保証』とは、
日給保証・最低保証などの『保証金』のことを指します。基本的に風俗店は、60分○○円、90分○○円などの時間給が設定されていて、お客様一人を接客するごとにその接客時間分の給料が発生します。そのために、時給○○円と決められているお昼のパートやアルバイトのように、何時間働いたかで給料を前もって計算できません。

忙しい日で、一日に何人も接客をした日には数万円のお給料を稼げますし、暇な日で、接客人数が０の日はお給料も当然０になるのです。 風俗業界は他の業種に比べると、月給で換算すれば桁違いに多くの収入を得られることは事実ですが、日によってかなり波があり、上記の通り０になることも珍しいことではありません。

せっかく出勤をしたのに、まったくお金をもらえないまま帰宅するのは誰しもモチベーションが下がってしまいます。

その日の待機時間が長ければ長いほど、そのモチベーションの低下は激しくなり、『今日一日何をしていたのだろう・・・』と自己嫌悪に陥ってしまう女性も多いです。そのような、お給料が０円になることを回避するための保証が『日給保証・最低保証』なのです。

■保証金はどこのお店でももらえるものなの？

日給保証・最低保証は、どこのお店でも出るものではありません。

風俗業界の中でも様々なジャンルのお店がありますが、現在主流となっているホテヘルやデリヘルなどの業種よりも、ソープやファッションヘルスなどの店舗型のお店で出ることが多いです。もちろん、デリヘルやホテヘル、オナクラ、エステなどでもお店によって保証金はもらえます。

保証金は入店をすると誰もがもらえるということはなく、ほとんどの場合条件付きで設定されています。『週５回１日８時間勤務』『入店１ヶ月間のみ保証』『月に○本本指名をとる』などの条件がつきますが、普通にお仕事をする分にはさほど厳しいことはなく、決められた出勤日数を遅刻欠席なしでお仕事をすれば保証金をもらえる場合が多いです。

また、保証が出るお店に在籍している女性の全員が保証をもらっているわけではなく、女性の勤務態度や本指名の数などで、保証金が出る女性と出ない女性の両方が在籍しているお店がほとんどです。

例外として、出稼ぎ（自分が住む地域から全く別の地域に行き、泊まり込みで数日間お仕事をすること）出稼ぎの場合は、基本的に日給保証・最低保証が出る場合が多いです。

■保証金はいくらもらえるの？

最低保証・日給保証はお店によって金額が大きく変わり、保証の金額が高いお店ほど条件が厳しくなる傾向にあります。女性からすると、保証金が高ければ高いほうがいいですが、その分お店に利益をもたらさなければならないということを覚えておきましょう。

それは、本指名のお客様をたくさん返さなければならなかったり、遅刻・欠席をしてはいけなかったりと、保証金が高ければ高いほど、それがプレッシャーになることもあるのです。

自身がその保証金に対して見合っていなければ、お店から煙たがられることもありますし、自身も居づらくなってしまいます。 保証金は数万円から、業種によっては十万円以上など幅広く、その女性の容姿や実績などで大きく変わります。

■保証金を出したらお店側は損をしないの？

 

風俗店のお給料の相場は、
お客様からいただく金額のおよそ半分だと言われており、もう半分がお店の利益となります。ですから、女性がお仕事につかなければお店にも利益は入りません。風俗店の多くがそのようなシステムであるために、『お客様がついていない女性に保証金を出してお店は損をしないの？』というふとした疑問が出てきます。 確かに、お仕事がついておらず給料が０円の女性に対して保証金を出すのはお店の赤字になります。

しかし、
お店は利益を一日単位で考えておらず、もっと長い目で見て算出します。ですから、一日マイナスになってしまったとしても他の日にたくさんお仕事をしてもらい、お店に利益を上げてもらえれば全く問題ないのです。日給保証はあくまでも女性に安心をしてもらい、モチベーションを下げずにお仕事を頑張ってもらうためのお金なのです。そもそも一日の１人の女性に対する赤字で経営状況が傾いてしまうようなお店で保証金は出ません。

 

■必ず面接の際に保証金について確認を！

風俗業界の求人情報の中には、
誇張された表現が使われていることがあります。実際は営業を開始して数日であるのに『男性会員数５万人』と記載をしていたり、『お客様の前で裸になることはありません』と書いていても実際はならなければならなかったり、そのような嘘の情報が記載されている広告が稀にあります。

保証金に関しても、『最低保証○○万円』の記載があるにも関わらず、実際はまったく保証金が出なかったり、出るとしても条件が厳しすぎたりすることがあります。そのようなお店は稀ではありますが、仮にそのようなことで入店後にトラブルになることのないよう、問い合わせ時や面接時に細かく保証金について詳しく聞いておきましょう。

■保証金がある店のほうがいいの？

働くお店を探すにあたって、保証金の有無を重視する女性はたくさんいます。実際、保証金が出るお店はボウズ（１人もお客様はつかず０で帰ること）になることがないため、一定の収入は保証されるというメリットがあります。

ではこのような場合はどうでしょうか。保証金が一日に２万円出て、毎日平均して２万円前後稼げるお店と、保証金はなく、毎日平均して２万円～４万円稼げるお店があったとします。

この場合、月給に換算すると保証金のないお店のほうが稼げます。 ですから『保証金の出るお店＝多く稼げるお店』という公式は成り立たないということを覚えておきましょう。風俗業界は基本的に日払いですので、風俗のお仕事を長く続けていると月給で換算することをしなくなってしまう傾向にあります。そのために、風俗経験者でボウズになってモチベーションが下がったことのある女性は、特に日給保証・最低保証を重視する傾向にあります。

しかし、月給や年収に置き換えた場合、一日０円の日があってもそこまで稼ぎには影響しないのです。 このことから、安定した収入ではなく、より多くを稼ぎたいと思っている女性は、特に日給保証を重要視する必要はないと言えます。

■最後に・・・

上記の通り、
日給保証が出ることはより多く稼げるということに結び付きません。風俗業界は他の業種に比べてお給料を高めに設定されていますが、多少なりとも努力をしないと多くを稼ぐことはできないのです。もちろん、『０の日を作りたくない』ということだけで考えるのであれば、日給保証・最低保証のついているお店を選ぶメリットは大いにあると言えます。ですが、より大きく稼ぎたいと思っている女性は、日給保証よりも、お店の環境、在籍している女性やスタッフの人間性、お店が定めているプレイ内容などを重要視してお店選びをするほうが、結果的に働きやすい環境で多くを稼げるのかもしれません。自身の働きやすいお店を探して、楽しい風俗ＬＩＦEを送りましょう。